今回は送料の設定方法についてご紹介します。 ◼︎このページでの目標 送料の設定ができるようになる トラブルのないように、しっかりと設定できるようにしましょう。 送料設定方法 まず、「設定」>「配送と配達」で送料の設定をする画面を開きます。 今回設定する送料の条件を確認します。 一部地域を除き、全国一律送料1,000円 北海道・沖縄は1,500円 商品の購入金額が10,000円以上で送料無料 Shopifyのデフォルトの設定では、送料は完全に一律で1,000円になっております。 Shopify はデフォルトで日本国内と海外への配送料金が設定されているので、始めに海外への配送料金を削除します。 日本国内のみで配送する場合は必須の設定なので、注意しましょう。 管理画面の「配送エリア」の欄にある「国際」の右側の「・・・」をクリックし、「削除」を選択します。 この設定をすることで、商品購入時に選択する配送先の国の選択肢が日本のみになります。 それでは、それぞれの条件を順番に設定していきましょう。 北海道と沖縄を別料金設定 北海道・沖縄の送料は1,500円に設定しますが、まずそれ以外の地域の送料を1,000円に設定します。 北海道と沖縄以外の設定 「設定」>「配送と配達」>「基本の配達料」の欄をクリックします。 クリックすると、「基本プロファイル」というページに切り替わります。 ここで、送料の設定ができます。この画面で設定する送料は、全ての商品に対して有効になります。 商品によって送料を変えたい場合は、「配送と配達」>「カスタム配送料」の「新しいプロファイルを作成する」を選択します。 すると、「配送プロファイルを作成する」という画面になるので、そこで細かい送料の設定ができます。 今回は、基本の配達料の設定のみ行います。 「基本プロファイル」にはデフォルトで「国内配送」が設定されており、「海外配送」の欄は先ほど削除したので「エリアに含まれていません」と表示されています。 まず、国内配送の送料が全ての都道府県に設定されているので、北海道と沖縄を外します。 「国内配送」と書いてある右側にある「…」をクリックし、「ゾーンを編集する」をクリックします。 「配送エリアを編集」という画面が表示されます。 まず、「エリア名」を「国内配送(北海道・沖縄を除く)」に変更します。 次に、検索窓に日本と入力し検索します。 そして、折りたたまれている表示を開くと都道府県名が表示されるので、北海道と沖縄のチェックを外しましょう。 チェックを外したら「完了」をクリックして保存します。 元の画面に戻り、変更が反映されているか確認しましょう。 確認ができたら、「保存する」ボタンをクリックしましょう。 そうしないと、北海道と沖縄で別の送料設定ができないので注意してください。 北海道と沖縄の送料設定 続いて、北海道と沖縄の送料を設定します。 「エリアを作成」をクリックします。 クリックすると、設定用の画面が表示されるので、項目を入力していきましょう。 「エリア名」は「北海道・沖縄」と入力します。 そして、検索窓で「日本」と検索し、検索ができたら「北海道」と「沖縄」のチェックをつけます。 それ以外の都道府県は選択できないようになっています。 設定ができたら、「完了」をクリックします。 画像のように配送エリアが追加されていればOKです。 続いて、送料の設定を行います。「北海道・沖縄」の「送料を追加する」をクリックします。 送料を追加する画面が表示されます。 今回は、「独自料金を設定する」を選択します。しかし、この機能は日本では対応していないので注意しましょう。 「料金の名前」と「価格」を設定しましょう。 「料金の名前」は国内配送の表示と合わせて「通常配送」、「価格」は「1,500円」と入力します。 設定を入力したら「完了」をクリックし保存をします。 画像のように送料の設定が追加されていれば正常に設定ができています。 ここまでの設定ができたら、右上の「保存する」をクリックし保存をしましょう。 ストアのプレビューから、沖縄県で住所入力をすると、送料が1,500円になっていることが確認できます。 10,000円以上で送料無料の設定 続いて、送料を無料にする条件を設定していきます。 「国内配送(北海道・沖縄を除く)」と「北海道・沖縄」のどちらでもいいので、「送料を追加する」をクリックしてください。 先ほどと同じ、設定の入力画面が表示されます。 ここで、「条件付き価格を追加」をクリックすると、条件を追加するための設定項目が表示されます。 入力する条件は、「アイテムの重量に基づく」か「注文額に基づく」から選択できます。 今回は、「注文額に基づく」で設定をしていきます。 「最低価格」と「最高価格」を入力する欄が表示されます。「最低価格」に「10,000」と入力します。 次に、「送料の名前」と「価格」も設定します。「料金の名前」は「送料無料」、「価格」は「0」で入力してください。 ここまでを設定出来たら「完了」をクリックし保存します。画像のように「送料無料」の項目が追加されていれば、正しく設定ができています。 このままでは、通常配送の設定に上限金額がないため、送料がふたつ出てきてしまいます。 この状態を防ぐために、通常配送の設定を9,999円が上限になるように変更しましょう。 送料の変更は、右側の「…」をクリックして「送料を編集」を選択します。 続いて、上限金額に「9,999」を入力し、「完了」ボタンをクリックしましょう。 「北海道・沖縄」でも同じ進め方で設定をしていきましょう。 ここまでできたら一度保存し、プレビュー画面でチェックアウト時の挙動を確認します。 10,000円以上の購入をしようとすると、「送料無料」が適用されていたので正常に設定ができていました。 重量で送料を設定する場合 送料を価格ではなく、重量で設定する場合は、最大重量の欄に重さを入力してください。 重量は商品編集画面に入力された重さが反映されます。なので、商品登録の際に確実に入力しておきましょう。 税金について Shopifyのデフォルトの設定では配送料には課税されないようになっています。 配送料に課税をする場合は、管理画面の「設定」>「税金と関税」のなかの「税金の請求方法を決める」の欄にある「配送料に課税する」のチェックボックスにチェックを入れましょう。 この設定をすることで、送料に対して10%の課税をすることができます。 また、商品に対する課税は軽減税率の関係で、取り扱う商品によって8%と10%が混在する場合があります。 この場合は、先ほどもお伝えした「税金と関税」の「税金の請求方法を決める」欄にある、「税込み価格にする」のチェックボックスにチェックを入れるのが一般的です。 そうすることで、商品登録時に税込み価格で登録することで送料との計算もわかりやすくなります。 商品登録時の価格設定の例を以下に記載します。 ・税10%の場合定価1,000円 → 商品価格を1,100円で設定 ・税8%の場合定価1,000円 → 商品価格を1,080円で設定 スムーズに送料の計算ができるように、この設定をしておくようにしましょう。 まとめ 今回は配送料の設定方法についてご紹介しました。 送料は、デフォルトでは1,000円に設定されているので、送料を一律無料にしたい場合も設定が必要です。 細かい設定が必要な部分なので、しっかりと検討したうえで設定するようにしましょう。