今回は、ストアの規約ページを作成する方法について解説します。 Shopifyにはデフォルトで利用規約やプライバシーポリシーなどを設定することができます。 このデフォルト機能を使って、規約のページを作成していきましょう。 ◼︎このページでの目標 規約ページの作成ができるようになる ECサイトに必要な規約について理解する ECサイトには掲載することが定められている規約もあるので、それについても解説していきます。 規約の作成 規約の作成をする画面は、「管理画面」の「設定」>「ポリシー」にあります。 Shopifyのデフォルトの機能で作成できる規約は以下の通りです。 返金ポリシー プライバシーポリシー 利用規約 配送ポリシー 特定商取引法に基づく表記 それぞれの規約の作成方法について順番に解説していきます。 返金ポリシー 「返金ポリシー」とは、キャンセル・返品・交換などについての規約です。 注文のキャンセル期限や返品に関する条件などをしっかり記載しておくことで、お客様とのトラブルを未然に防ぐことができます。 さらにトラブルの発生確率を下げたい場合は、商品ページの商品詳細からリンクを飛ばして、ポリシーを見てもらえるようにすると良いでしょう。 設定方法 設定方法は「ポリシー」の中にある「返金ポリシー」の入力欄に、規約の内容を入力するだけです。 こちらの入力欄でも、見出しや太字を使えるので読みやすいように工夫をしながら入力しましょう。 下記のページに記入例についてまとめているので、参考にしてください。 【 記入例はこちら 】 プライバシーポリシー 「プライバシーポリシー」とは、ウェブサイト上で提供するサービスにおける、ユーザーの個人情報の取り扱いに関する規約です。 ストアが保有するメールアドレスや住所などの個人情報の利用範囲などを定めたものです。 設定方法 先ほどと同じように「ポリシー」>「プライバシーポリシー」の入力欄に入力します。 ネット検索でも、プライバシーポリシーの内容のテンプレートがありますが、下記のページに一例を記載していますので、参考にしてください。 【 記入例はこちら 】 利用規約 「利用規約」は、ウェブサイト上で提供するオンラインショップの利用条件を定めた規約です。 簡単にお伝えすると、ストアのサービスを利用する上でのルールと言えます。 このルールをしっかりと明文化しておくことで、お客様とのトラブルを未然に防ぐことができます。 このように、「利用規約」は契約書と近い役割を果たす規約です。 ですが「利用規約」は契約書とは違い、事業者が一方的に定めるものであり、ユーザーのお客様は利用規約の内容に関して、個別の交渉はできません。 また、ネット上に公開されているケースが多いため、第三者が閲覧することができるという点も契約書とは異なります。 設定方法 こちらも同じように「ポリシー」>「利用規約」の入力欄に入力していきます。 内容は、同業の他サイトを参考にすると良いでしょう。下記にも記入例を記載しています。 【 記入例はこちら 】 配送ポリシー 「配送ポリシー」とは、送料や配送方法などの配送に関する項目を定めた規約です。 配送が必要な商品を販売している場合は作成が必要です。 設定方法 これまでと同様に「ポリシー」>「配送ポリシー」の入力欄に入力しましょう。 こちらも下記に記入例を作成しています。 【 記入例はこちら 】 特定商取引法に基づく表記 「特定商取引法に基づく表記」とは、特定商取引法という法律で定められている表示義務項目を明記したものです。 特定商取引法とは、消費者トラブルが生じやすい特定の取引を対象にトラブルを防止し、消費者の利益を守るためにルールを定めている法律です。 表示義務内容をストアに記載することで、お客様の安心感にもつながります。 この項目は必ず入力するようにしましょう。 設定方法 こちらも入力欄は「ポリシー」>「特定商取引法に基づく表記」にあります。 また、Shopifyには「特定商取引法に基づく表記」のテンプレートが用意されています。 「テンプレートから作成する」をクリックすると入力欄に、登録済みのストアの情報をテンプレートに当てはめて、特定商取引法に基づく表示を自動的に作成してくれます。 テンプレートの項目が表示の義務がある内容なので、空欄になっている部分もしっかり埋めるようにしましょう。 ネット検索すると、内容の書き方がわかりますが、こちらも下記に記入例を作成しました。 【 記入例はこちら 】 これら以外に、販売に許可が必要なお酒やコンタクトレンズなどを販売する場合は、追加の項目があります。 また、デジタルコンテンツの場合も追記する内容があります。 このようにストアで販売する商品に応じて、調べて記載する必要があるので注意しましょう。 ここまで入力できたら、「保存」をして規約ページの作成は完了です。 まとめ 今回は、規約ページの作成方法をご紹介しました。 規約と聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、ストアを開設する際に必ず作成しなければいけないものなので、しっかりと作成できるようにしましょう。